ガートナージャパン株式会社(Gartner)は3月3日、ランサムウェア攻撃への対策として国内企業が取るべき4つのアクションを発表した。

 ガートナーでは、企業が包括的に取り組み、ビジネスの継続性を確保するために下記の4つに注力すべきとしている。


・ランサムウェアへの感染リスクを減らす
ランサムウェア対策を再考する企業は、EDRなどの攻撃検知テクノロジへの依存や過信から脱却し、さまざまな予防的アプローチを加えて、そもそも攻撃が成功しない環境を整備することが必要

・インシデントを早期に検知する
サイバー脅威の早期検知のためには、重要度『低』や『中』のアラートに多く含まれている、攻撃の初期段階における試行や失敗を解釈できるようになる必要がある。

・緊急時にも冷静に行動できるようになる
企業は、ランサムウェア攻撃からの復旧には一定の時間がかかることを想定し、アナログによる代替手段でどこまで製品やサービスの提供を継続できるか、現場を巻き込んだ議論を早急に開始すべき。

・被害を受けた後、素早く正しく復旧させる
復旧すべきはデータではなくビジネスそのもので、復旧対象となる業務を支える複数システムの相関性、依存性を確認することで、一貫性を維持した『正しい』バックアップを行い、復旧時にそれらを『正しく』復元するプロセスを確立することが求められる。

 同社シニア ディレクター アナリストの矢野薫氏は「経営陣のセキュリティに対する感度が極めて高まっている今こそ、セキュリティに関する実効性のある議論を深める絶好の機会です。その際に重要なのは、セキュリティの問題を技術的側面のみで捉えるのではなく、『ビジネスが長期にわたって停止し得る』重大な経営リスクとして議論することです」とコメントしている。

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