中国のポータルサイト・網易に17日、中国が2022年サッカー・ワールドカップアジア最終予選進出を決めたことについて、アジアの強豪である日本や韓国のメディアが中国の存在を軽視しているとする記事が掲載された。

 記事は、日本時間16日に行われた同二次予選でシリアに3−1と勝利した中国が同最終予選に進出した紹介。
最終予選に進出した12カ国が決定して程なく日本メディアが発表した最終予選の展望では、日本が最終予選で戦う可能性がある注意すべき相手として韓国とオーストラリアのみが挙げられ、中国を含む残りの国については「全く心配する必要はない」と断言したことを伝え、その論調からは「日本が中国代表を全く相手にしていないことが明らかだ」と評している。

 また、韓国メディアからは日本、イラク、中国、オマーン、ベトナムと同じ組になることがベストだとの見方が出されており、強敵である日本は3月の親善試合で0−3と敗れた雪辱を晴らす機会を得るため、そして残りの4カ国については仮に日本に敗れた場合でもグループの2位で本戦出場を狙うことができる「戦いやすい相手」として選ばれたと伝えた。
 
 記事はさらに、海外サッカーメディアの「We Global Football」が計算した各国の本戦出場確率で、日本やイランが80%を超え、韓国も80%に近い数字になっている一方で、中国はわずか3.68%と非常に低い予想値が示されたと紹介。レバノンの1.88%に次ぐ12カ国中11番めという低確率だとして「この数字は本当に傷つくし、大いに侮辱的である」とコメントした。

 中国は、どのような組み合わせになったとしても世界ランク上の3カ国と同じ組に入ることになる。帰化選手が加わり戦力がアップしたと見られる中国が、強敵を相手にどこまで最終予選をかき乱すことができるだろうか。もし3%と算定された本戦出場を実現できたなら、中国国内は大きな歓喜に包まれるはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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