中国の自動車市場は「新車市場」が巨大である割に中古車市場は未成熟であり、市場規模もあまり大きくなかったが、最近はその傾向に変化が起きている。新車販売台数が伸び悩む一方、中古車販売台数が増加しており、市場規模が拡大しているのだ。
中国の新車市場では日系車の人気が高いが、これは中古市場における人気が関係しているという。中国メディアの快資訊はこのほど、日系車は「残価率が非常に高い」と紹介し、下取り価格の高さが新車市場での人気を下支えしていることを伝えている。
記事は、中国の大手自動車情報サイトが発表した自動車の残価率について紹介し、Dセグメントセダン(アッパーミドルセダン)市場では、残価率の上位5位はすべて日系車だったという。トヨタ・カムリとホンダ・アコードが同列1位となり、3年後の残価率が60.7%だったと伝えた。
このランキングによると、3位はホンダ・インスパイア、4位はマツダ・アテンザ、5位は日産・ティアナだった。6位から10位まではドイツ車が3車種、米国車が2車種ランク入りしており、中国車は1台も入っていない。日系車の残価率が高い理由について記事は、「燃費の良さ、車内空間の広さ、力強い動力などで優れている」からだと分析している。
記事では指摘していないが、日本メーカーの中古車の人気が高いことには、故障しにくい耐久性や信頼性も大きく関係していると言えるだろう。中国では、日系車は「省心省油」だとよく言われる。これは「故障が少ないので心配事が少なく、しかも燃費が良い」という意味で、こうした評価からも日系車が中国人ユーザーの心をつかんでいることがよく分かる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)











