中国のポータルサイト・百度に2日、「300年眠る富士山が突然目を覚ましたら、日本は持ちこたえられるのか」とする記事が掲載された。
 
 記事は、日本一高い山で世界的にも有名な観光地である富士山について、日本の精神文化の一大シンボルであると紹介する一方、実は休眠している活火山であり、およそ300年間噴火することなく眠りについていると紹介。
いつか眠りから覚めて突然爆発を起こす可能性があると伝えた。
 
 その上で、富士山の噴火によって生じる影響について解説。まず、最も直感的な危害として溶岩の流出を挙げ、摂氏900~1400度の高熱の溶岩が麓目指して流れ出すとした。そして、日本ではかねてより富士山を重要な観光資源に据え、周辺地域の開発に力を入れており、富士山の麓には多くの集落や寺社のほか様々な施設が存在しているため、一度溶岩が流れ出せば長年かけて作り上げてきた観光スポットはあっという間に壊滅することになると紹介した。
 
 また、溶岩が到達しなかった地域でも、噴火時に発生して上空に巻き上げられた火山灰が雨に混ざって降り積もり、火山灰混じりの大雨が土石流となって押し寄せることになると指摘。家屋は完全に押し潰され、道路や鉄道の寸断によって陸の孤島とかす恐れがあるとしている。
 
 さらに、火山灰や火山性ガスは日本のみならず世界の気候や生態系にまで影響を及ぼす可能性があると説明。火山灰の飛散によって日光が遮られれれば昼まで夜のような状態となり、異常気象や気温の低下をもたらし、動植物の成長、生長環境を破壊しかねないと伝えた。
 
 記事は、さまざまな危険とリスクをもたらしうる富士山の噴火について、日本人はもちろん危機感を十分に抱いており、早い時期から「防災科学技術研究所」などの機関を設立して火山活動を可視化し、観察を続ける体制を構築していると紹介。火山性地震など噴火に関連するような小さな異常を発見次第、関係当局に報告が行われ、直ちに対策が練られるのだとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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