日本人に対するよくある誤解と言えば「毎日着物を着ている」「いつも寿司を食べている」などがあるが、日本人が中国人を誤解していることはあるのだろうか。中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど、「日本人は中国にどのような偏見や誤解を持っているのか」と問いかけ、意見を求めるスレッドが立てられた。
スレッドには、中国人自身がどんな時に「日本人による誤解」を感じているかについての意見が寄せられた。多かったのが「中国人は声が大きい」、「マナーが悪い」、「成金」などと思われていることで、不満に感じている中国人が多かった。しかし「本当のことなので仕方がない」という人もいたので、中国人自身もある程度認めてはいるものの、他人に指摘されると反論したくなるのかもしれない。
食べ物に関連した内容では、「中国人はみんな辛い物が食べられると思い込まれているが、実際は半々だ」という人や、「中国人だからといって毎日ウーロン茶を飲んでいるわけではない。自分は1日中コーヒーと清涼飲料水ばかり飲んでいる」という人もいた。「チンジャオロースと天津飯を食べていると思われている」という人もいたが、天津飯に至っては日本人が考案した料理だ。
回答からは、中国のことを良く知らない日本人が多いことを、中国人が不満に感じているのが分かる。いまだに「語尾にアルヨ、アルネを付けると思われている」、「中国人はみんな反日だと思っているようだ」という指摘もあった。
確かに、中国のイメージが数十年前で止まっているケースは多いことだろう。しかし実際に行ってまで中国を知ろうとする人は少なく、日本人が本当の中国を知らない一番の理由は関心の無さなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)











