中国のポータルサイト・百度に16日、日本の小学校で行われる運動会について、子どもたちにとって忘れられない思い出になるとする記事が掲載された。

 記事は、中国の学校で行われる運動会について、通常は各クラスで運動神経がいい生徒のみが参加し、種目も100メートル走や走り高跳び、走り幅跳びといったまさに陸上容疑大会のような内容であり、参加しない選手は運動場で応援を行うことになるとした上で、日本の小学校で行われている運動会はかなり異なり、全校生徒が参加するだけでなく、徒競走以外に勝敗を競わないダンスや体操、団体種目などがあり、協力や団結を重んじる傾向にあると伝えた。

 
 そして、日本の運動会でよく見られる種目として、リレー、玉入れ、騎馬戦を挙げている。リレーは代表選手を選抜して行う形式や、クラス全員が参加する形式、さらには大きなバトンを運ぶ形式のリレーも存在し、いずれの形式にしてもクラスの団結力が高まる種目だとした。また、玉入れは高い場所にある籠に球を入れるというシンプルなゲームであるものの、作戦を練って臨むクラスや、みんなで自由に投げるクラスなどそれぞれの個性が出ておもしろいことを伝えた。
 
 一方で、騎馬戦については封建時代の戦をモチーフにしたものであり、数人で組んだ騎馬に跨った子どもが敵の帽子を取りあうという見ごたえのある種目であるものの、激しい攻防や「落馬」などによるケガのリスクが高いために、最近では行われなくなってしまったと紹介している。
 
 また、運動会は単に子どもだけの行事ではなく、一家総出の行事であり、保護者は子どものために朝早く起きておいしい弁当を作り、少々おめかしをして学校に赴き子どもたちの運動会を参観するとしたほか、昼食時間は家族みんなで弁当を食べると紹介。中国の運動会はあくまで内部の行事であり、会場に保護者の姿を見かけることはとても少ないと伝えた。
 
 記事は、かつて日本の運動会は秋の開催が主流だったものの、9月や10月が以前より暑くなって熱中症のリスクが高まったこと、新学期を迎えて新しくなったクラスの団結力や友情を深めるといった理由や目的から、春の5月頃に開催する学校も増えていると紹介した。そして「日本の学校の運動会はちょっと特別であり、集団の努力やチームワーク精神の育成が重視されている。同時に、子どもたちの活発な一面を見ることができ、楽しさを感じる。中国の運動会と比べると、日本の運動会は忘れられない思い出になるのだ」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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