アゾ化合物系有機顔料メーカーの龍口聯合化学(301209/深セン)が8月25日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格14.95元に対し、初値は150.84%高い37.50元だった。
取引開始後さらに上昇し、前場には公開価格を226%上回って取引が一時停止した。
 
 同社は2007年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。アゾ化合物系の有機顔料、顔料生産プロセスで生じる脱水ベースインキの研究開発、生産、販売を主業務としており、主要製品は黄色、赤、橙色の有機顔料および脱水インキで、主に油性インキ、溶剤系インキ、水性インキ、UVインキなどのインキ製品に用いられている。優れた性能、性質により、インキ世界最大手DICをはじめとする中国内外の主要インキメーカーを顧客に持っている。また中国国内をリードする技術を多く持ち、40項目の国家規格、業界規格の制定に参加している。

 売上構成はアゾ化合物系顔料が約90%を占め、そのうち黄色顔料が最も多くなっている。2020年の中国における同社の有機顔料生産量シェアは5.74%で、業界第6位だ。

 2021年12月期の売上高は5億5194万元(前期比16.81%増)、純利益は6721万元(同13.51%増)。22年1~6月期の売上高は3億2508万元(前年同期比22.89%増)、親会社株主に帰属する純利益は4157万元(同20.79%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の2億9900万元(約60億円)は、約78%の2億3374万元を年産8000トンの有機顔料生産プロジェクトに、約9%の2767万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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