上海証券取引所では9月27日、科創板で上海驕成超声波技術(688392/上海)と深セン天徳ギョク(金へんに玉)科技(688252/上海)の2社が新規上場を果たした。
上海驕成超声波技術は公開価格71.18元を61.56%上回る115.00元の初値がついた。
21年12月期の売上高は3億7063万元(前期比40.10%増)、純利益は7282万元(同16.51%減)。22年1~6月期の売上高は2億4528万元(前年同期比33.82%増)、純利益は5315万元(同46.67%増)。新規上場に伴い調達予定の4億2475万元(約86億円)は、約56%の2億3761万元をスマート超音波設備製造拠点建設プロジェクトに、約23%の9713万元を技術研究開発センター建設プロジェクトに用いる。
一方、深セン天徳ギョク科技は公開価格21.68元に対し、初値が5.44%安の20.50元と公募割れした。同社は10年設立で、20年に株式会社化。モバイルスマート端末分野の統合型シングルチップの開発、設計、販売を主業務としている。ディスプレイドライバチップ(DDIC)、ボイスコイルモータ(VCM)ドライバIC、急速充電プロトコルIC、RFIDドライバICの4品種を主要製品とし、ファーウェイ、小米、ZTE、アマゾン、グーグル、百度などのブランドの端末に利用されている。2021年1~6月期における、国内DDIC出荷量シェアは約12%で、業界4位だ。
21年12月期の売上高は11億1571万元(前期比98.90%増)、純利益は3億2931万元(同5.42倍)。