四輪バギーやカート、電動キックボードなどを製造する浙江濤濤車業(301345/深セン)が3月21日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格73.45元に対し、初値は18.31%低い60.00元だった。
同社は2015年設立の民営企業。電動やガソリンエンジンのバイク、四輪バギー・カート、スノーモービル、電動バランスボードおよびその部品、用具の研究開発、生産、販売を主業務としている。売上の98%以上は海外向けで、米国、カナダ、メキシコ、フランス、英国などの欧米地域や東南アジアの数十カ国向けに販売している。また、ECプラットフォーム、卸売、小売などの多様な販売チャネルを持ち、ウォルマート、アマゾン、ターゲットなどの国際的な小売業者と良好な提携関係を持っている。
22年12月期の売上高は17億6567万元(前期比12.49%減)、純利益は2億630万元(同15.00%減)。23年1~3月期の業績予測は、売上高が3億5000万~3億8000万元(前年同期比4.64%減~3.53%増)、純利益は3250万~3800万元(同13.46~32.66%増)。
新規上場に伴い調達予定の6億元(約115億円)は、約43%の2億6000万元を年産100万台のスマート電動車生産ライン建設プロジェクトに、約12%の7000万元をバギースマート製造改良プロジェクトに、約12%の7000万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約8%の5000万元をマーケティングプラットフォーム建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)