中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。
業種別では、自動車と家電の上げが目立つ。東風汽車(600006/SH)が6.4%高、長城汽車(601633/SH)が2.6%高、広州汽車集団(601238/SH)が2.4%高、海爾智家(600690/SH)が8.3%高、四川長虹電器(600839/SH)が3.1%高で引けた。上述した消費財の買い替えを促す「以旧換新」政策では、家電や自動車が主要な対象となる。
非鉄・産金株も高い。洛陽モリブデン(603993/SH)が3.6%、廈門タングステン業(600549/SH)が3.2%、江西銅業(600362/SH)が2.3%、紫金鉱業集団(601899/SH)が2.7%、中金黄金(600489/SH)が1.9%ずつ上昇した。軍事関連株、ハイテク株、証券株、不動産株、インフラ建設株、空運株なども買われている。
半面、銀行株はさえない。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が2.2%安、中国工商銀行(601398/SH)と中国銀行(601988/SH)、中国農業銀行(601288/SH)がそろって2.1%安で取引を終えた。エネルギー株、公益株、海運株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.63ポイント(0.70%)高の232.84ポイント、深センB株指数が3.71ポイント(0.33%)高の1118.35ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)