投資家の慎重スタンスが再び強まる流れ。
業種別では、エネルギー関連の下げが目立つ。中海油田服務(601808/SH)が2.8%安、中国海洋石油(600938/SH)が2.6%安、中国石油天然気(601857/SH)が2.0%安、中国中煤能源(601898/SH)が1.9%安、中国神華能源(601088/SH)が1.6%安で取引を終えた。原油安を嫌気。中東地域の緊張緩和で原油供給が増えるとの見方が強まり、昨夜のNY市場では、WTI原油先物が3.0%続落した。
不動産株も安い。金地集団(600383/SH)が2.8%、新湖中宝(600208/SH)が2.4%、緑地HD(600606/SH)が2.1%、保利発展控股集団(600048/SH)が1.7%ずつ下落した。
証券株もさえない。方正証券(601901/SH)が1.7%安、中国光大証券(601788/SH)が1.6%安、太平洋証券(601099/SH)と興業証券(601377/SH)がそろって1.5%安と値を下げた。
半面、銀行株の一角は物色が続く。中国工商銀行(601398/SH)が1.9%高、中国建設銀行(601939/SH)が1.6%高、中国銀行(601988/SH)が0.8%高で引けた。それぞれ前日に続き上場来高値を更新している。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.49ポイント(1.48%)安の231.61ポイント、深センB株指数が16.97ポイント(1.54%)安の1088.30ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)