前日の軟調地合いを次ぐ流れ。
業種別では、石炭の下げが目立つ。中国中煤能源(601898/SH)が4.2%安、陝西煤業(601225/SH)が3.7%安、中国神華能源(601088/SH)が3.0%安、エン鉱能源(600188/SH)が2.4%安で引けた。
発電株もさえない。華能国際電力(600011/SH)が2.0%、国電電力発展(600795/SH)が1.9%、中国核能電力(601985/SH)が1.8%、国投電力(600886/SH)が1.6%ずつ下落している。
半面、半導体などハイテク関連は物色される。IC設計の上海貝嶺(600171/SH)や半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)、スマート製品の鼎信通訊(603421/SH)などがストップ(10.0%)高し、プリント基板(PCB)メーカーの広東依頓電子科技(603328/SH)が8.6%高、アナログ半導体チップの中電科芯片技術(600877/SH)が5.1%高で取引を終えた。米政府が半導体の対中輸出規制を強化する中、国産品の需要拡大が意識されている。当局のハイテク振興スタンスも改めて材料視された。新興ハイテク株も急伸し、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が1.8%高と続伸している。このほか、軍事関連株、医薬株、銀行・証券株も買われた。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が5.30ポイント(1.94%)安の267.32ポイント、深センB株指数が0.81ポイント(0.07%)安の1220.79ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)