投資家の慎重スタンスが強まる流れ。
銀行・保険株が下げを主導。中国銀行(601988/SH)が2.4%安、中国農業銀行(601288/SH)が2.1%安、中国工商銀行(601398/SH)が1.9%安、中国人民保険集団(601319/SH)が3.5%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.7%安で引けた。
石炭・石油株もさえない。陝西煤業(601225/SH)が4.0%、中国神華能源(601088/SH)が3.0%、中国石油天然気(601857/SH)が2.2%、中国海洋石油(600938/SH)が1.7%ずつ下落した。公益株、運輸株、インフラ建設株、食品・酒造株なども売られている。
半面、ハイテク株はしっかり。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が7.6%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が6.2%、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が5.0%、モバイル端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が4.7%、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が3.1%ずつ上昇した。中国スタートアップ企業が低コストで高性能な人工知能(AI)を開発。中国ハイテク産業の拡大が期待された。軍事関連株、証券株、医薬株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.03ポイント(0.77%)安の262.90ポイント、深センB株指数が8.56ポイント(0.71%)安の1192.79ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)