投資家の慎重スタンスがやや強まる流れ。
業種別では、エネルギーの下げが目立つ。安源煤業集団(600397/SH)が6.2%安、中国海洋石油(600938/SH)が2.6%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.1%安で引けた。ほか、タンカーの招商局能源運輸(601872/SH)が2.0%安、中遠海運能源運輸(600026/SH)が1.2%安、原油掘削の中海油田服務(601808/SH)が1.0%安と値を下げている。
医薬株もさえない。薬明康徳(603259/SH)が7.0%、万泰生物(603392/SH)が2.1%、華北製薬 (600812/SH)が1.8%、北京同仁堂(600085/SH)が0.8%ずつ下落する。銀行株、消費関連株なども売られた。
半面、不動産株は物色される。臥龍地産(600173/SH)がストップ(10.0%)高、新城控股集団(601155/SH)が6.3%高、華遠地産(600743/SH)が2.6%高、金地集団(600383/SH)が2.2%高で取引を終えた。国有デベロッパーなどが再び希望価格を上回る水準で土地を取得し始めていると伝わり、不動産市場が安定化する兆しだとの見方が広がっている。そのほか、インフラ建設株、空運株、保険株、半導体株も買われた。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.20ポイント(1.59%)安の259.64ポイント、深センB株指数が4.27ポイント(0.35%)安の1220.41ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)