米中対立の警戒感が重しとなる流れ。
銀行株が下げ主導。招商銀行(600036/SH)が5.4%、興業銀行(601166/SH)と江蘇銀行(600919/SH)がそろって1.4%、上海浦東発展銀行(600000/SH)と中国光大銀行(601818/SH)がそろって1.3%ずつ下落した。中堅行の招商銀行が報告した通期決算は1%増益にとどまり、純利息収入は減少している。セクター全体の売り材料となった。
鉄鋼や非鉄など素材株もさえない。
半面、不動産株はしっかり。京能置業(600791/SH)が3.8%高、華麗家族(600503/SH)が2.3%高、緑地HD(600606/SH)が2.2%高、金地集団(600383/SH)が2.0%高、華遠地産(600743/SH)が1.7%高で取引を終えた。消費関連株、医薬株、ハイテク株、通信株、食品飲料・酒造株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.99ポイント(1.10%)高の274.82ポイント、深センB株指数が5.42ポイント(0.44%)高の1232.57ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)