中国政府による景気支援策の期待感が相場を支える流れ。
ただ上値は限定的。外資の中国投資減速が不安材料。中国商務部の最新統計(18日発表)によれば、2025年第1四半期(1~3月)の外資利用額(FDI、実行ベース)は、前年同月比10.8%減の2692億3000万人民元(約5兆2513億円)に縮小した。なお、朝方公表された実質的な政策金利となる4月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、市場予想通りに据え置かれた。相場に与える特段の影響はみられていない。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、製紙株の上げが目立つ。宜賓紙業(600793/SH)が8.1%高、福建省青山紙業(600103/SH)が5.3%高、山鷹国際控股(600567/SH)が2.5%高で引けた。
紡績機械も高い。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.46ポイント(1.33%)安の255.79ポイント、深センB株指数が1.36ポイント(0.12%)高の1176.78ポイントで終了した。
21日の香港市場は先週末のグットフライデーに続き、イースターマンデーで休場。22日から取引を再開する。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)