26日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比25.20ポイント(0.65%)安の3828.11ポイントと続落した。
 模様眺めのスタンスが継続する流れ。
中国発の新規材料に乏しい中、中国の大型連休を前に持ち高調整の売りが広がり、相場の重しとなった。中国は10月1~8日が国慶節・中秋節の連休。株式市場もその間は休場となる。また中国の景気対策に対する期待感は続くものの、25日発表の米指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測がやや後退。米株式相場が下落したことも上値を抑える一因となった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、電子情報株の下げが目立つ。浙大網新科技(600797/SH)が7.3%安、方正科技集団(600601/SH)が6.0%安、中電科数字技術(600850/SH)が5.2%安、用友網絡科技(600588/SH)が4.9%安で引けた。
 機械株もさえない。合肥合鍛智能制造(603011/SH)が9.0%、上海海立(600619/SH)が6.7%、福建竜渓軸承(600592/SH)が6.2%ずつ下落した。計器・計測機器株、環境保護株、セラミック株なども売られている。
 半面、化学繊維株は高い。桐昆集団(601233/SH)が6.0%、安徽皖維高新材料(600063/SH)と南京化繊(600889/SH)がそろって5.1%ずつ上昇した。
そのほか、飛行機製造株、農薬化学肥料株、船舶製造株も買われた。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.48ポイント(0.18%)安の260.49ポイント、深センB株指数が4.37ポイント(0.32%)高の1354.32ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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