指標発表前に買いが手控えられる流れ。
ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が相場を支えている。中国共産党は今月20~23日に第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)を開き、来年から始まる第15次5カ年計画(2026~30年)について議論する予定だ。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテクの下げが目立つ。携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が8.8%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が8.0%安、半導体封止・検査の江蘇長電科技(600584/SH)が6.9%安、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が6.5%安、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が5.9%安で引けた。
産金や非鉄・レアアース株も安い。赤峰黄金(600988/SH)が7.0%、紫金鉱業集団(601899/SH)が4.7%、山東黄金(600547/SH)が4.6%、廈門タングステン業(600549/SH)が4.6%、広晟有色金属(600259/SH)が4.1%、洛陽モリブデン(603993/SH)が3.2%ずつ下落した。
半面、金融株はしっかり。上海銀行(601229/SH)が2.6%、中国農業銀行(601288/SH)が1.9%、新華人寿保険(601336/SH)が1.5%、中国人民保険集団(601319/SH)が0.6%、華泰証券(601688/SH)が3.6%、東方証券(600958/SH)が1.7%ずつ上昇した。エネルギー株、公益株、不動産株、消費株、海運株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.23ポイント(0.09%)高の261.02ポイント、深センB株指数が0.07ポイント(0.01%)高の1354.22ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)