投資家の慎重スタンスが強まる流れ。
業種別では、ハイテク関連株の下げが目立つ。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.2%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が3.9%安、LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が3.7%安、プリント基板(PCB)大手の深セン市景旺電子(603228/SH)が3.6%安、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が3.1%安で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体製造装置大手の盛美半導体設備(上海)(688082/SH)が4.2%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.2%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。
医薬株もさえない。河南太龍薬業(600222/SH)が3.4%、薬明康徳(603259/SH)と江蘇恒瑞医薬(600276/SH)がそろって3.0%、通化東宝薬業(600867/SH)が2.6%、浙江華海薬業(600521/SH)が2.5%ずつ下落した。不動産株、自動車株、銀行株、公益株なども売られている。
半面、保険株は高い。中国平安保険(601318/SH)が5.0%、中国太平洋保険(601601/SH)が3.5%、中国人民保険集団(601319/SH)が2.8%、新華人寿保険(601336/SH)が2.6%、中国人寿保険(601628/SH)が1.6%ずつ上昇した。軍需産業株、資源・素材株、運輸株、消費株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.92ポイント(0.37%)安の248.63イント、深センB株指数が0.32ポイント(0.03%)安の1266.14ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











