外部環境の改善が相場を支える流れ。米欧の政治対立に対する不安が薄らいでいる。デンマーク領グリーンランドの支配権を巡り、欧州と対立していたトランプ米大統領は自身のSNSで、欧州8カ国に対する追加関税を撤回すると表明。また、北大西洋条約機構(NATO)との間でグリーンランドを含む北極圏の将来を協議する枠組みで合意したことも明らかにした。昨夜の米株市場では、主要株価指数がそろって急反発。香港にも買いが波及した。ただ、上値は限定的。中国経済の先行き不透明感がくぶっている。当局は景気支援スタンスを強めているが、経済効果を見極めたいとするムードも漂った。また、欧米の対立懸念はひとまず後退したが、米国の覇権主義は依然として警戒されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が6.0%高、不動産投資会社の九龍倉置業地産投資(1997/HK)が4.8%高、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が4.1%高と上げが目立った。
セクター別では、石油関連が高い。
香港の不動産セクターもしっかり。九龍倉置業地産投資のほか、新鴻基地産発展(16/HK)が3.6%高、長江実業集団(1113/HK)が1.8%高、信和置業(83/HK)が1.1%高で引けた。
建材・鉄鋼セクターも物色される。中国建材(3323/HK)が6.8%高、安徽海螺水泥(914/HK)が5.4%高、重慶鋼鉄(1053/HK)が2.6%高、鞍鋼(347/HK)が2.2%高と値を上げた。
半面、産金・非鉄セクターは安い。招金鉱業(1818/HK)が3.8%、霊宝黄金(3330/HK)が3.2%、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.3%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が4.0%、中国宏橋集団(1378/HK)が3.0%ずつ下落した。
中国の保険セクターもさえない。新華人寿保険(1336/HK)が4.8%安、中国人寿保険(2628/HK)が3.8%安、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.4%安、中国平安保険(2318/HK)が2.3%安で取引を終えた。
本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.14%高の4122.58ポイントで取引を終了した。石油・石炭が高い。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











