投資家心理が上向く流れ。中国経済の持ち直し期待が強まっている。国家統計局は朝方、12月の工業企業利益が前年同月比で5.3%拡大し、2カ月ぶりのプラス成長に浮上したと報告した。11月の13.1%減から大幅に改善している。米ハイテク株高も追い風。今週中に決算報告するメタプラットフォームズやアップルなどハイテク大手に業績期待の買いが入る中、昨夜の米株市場ではナスダック指数が0.4%高と4日続伸した。米国の覇権主義や、中国当局の市場抑制方針などが嫌気され、朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は上げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が4.1%高、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)が3.6%高、アジアを拠点とする生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が3.5%高と上げが目立った。紫金鉱業については、傘下で海外金鉱山事業を手掛ける紫金黄金国際(2259/HK)によるカナダ金鉱会社の全面買収計画が刺激材料。紫金黄金国際はコートジボワールとエチオピアで金鉱権益を保有している。紫金黄金国際は10.6%高と急伸した。
セクター別では、保険・銀行が高い。
半導体セクターも物色される。兆易創新科技集団(3986/HK)が5.9%高、ASMPT(522/HK)が5.6%高、蘇州納芯微電子(2676/HK)が4.4%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.0%高と値を上げた。
半面、医薬セクターは安い。永泰生物製薬(6978/HK)が5.8%、康希諾生物(6185/HK)が4.4%、翰森製薬集団(3692/HK)が3.6%、艾美疫苗(6660/HK)が3.1%ずつ下落した。中枢神経疾患・がん治療薬主力の翰森製薬集団については、転換社債の発行計画が売り材料視されている。
本土マーケットは小反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.03%高の4134.03ポイントで前場の取引を終了した。銀行・保険が高い。ハイテク、産金、軍需・宇宙産業なども買われた。半面、不動産は安い。医薬、公益、消費関連、自動車も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











