28日前場の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比598.30ポイント(2.21%)高の27725.25ポイントと6日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も218.88ポイント(2.37%)高の9463.76ポイントと続伸した。売買代金は1963億2670万香港ドルに拡大している(27日前場は1347億6840万香港ドル)。

 投資家のリスク選好が強まる流れ。内外の好材料が投資家心理を上向かせた。中国では景気持ち直しの期待が高まっている。国家統計局は27日、12月の工業企業利益が前年同月比で5.3%拡大し、2カ月ぶりにプラス成長したと報告した。11月の13.1%減から大幅に改善している。米ハイテク株高も追い風。昨夜の米株市場では、人工知能(AI)産業の拡大見通しを背景に半導体株が物色された。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.4%上昇し、3日ぶりに史上最高値を更新している。そのほか、原油相場が急反発したことや、金相場が連日で最高値を塗り替えていることも関連銘柄にとって追い風となった。また、トランプ米大統領が米ドル安を容認したとの見方を背景に、中国など新興国に還流マネーが流入するとの期待感も強まっている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ガラス生産の信義玻璃HD(868/HK)が6.2%高、石油生産大手の中国海洋石油(883/HK)が5.9%高、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が5.7%高と上げが目立った。
 セクター別では、半導体が高い。
蘇州納芯微電子(2676/HK)が9.9%、兆易創新科技集団(3986/HK)が8.2%、上海壁仞科技(6082/HK)が4.1%、華虹半導体(1347/HK)が4.0%ずつ上昇した。
 石油や産金、非鉄など資源セクターも急伸。海洋石油や中国宏橋のほか、中海油田服務(2883/HK)が5.9%高、中国石油天然気(857/HK)が5.4%高、招金鉱業(1818/HK)が5.0%高、霊宝黄金(3330/HK)が4.0%高、中国アルミ(2600/HK)が10.5%高、江西銅業(358/HK)が6.3%高で引けた。
 中国不動産セクターも物色される。合景泰富地産HD(1813/HK)が12.1%高、中国金茂HD(817/HK)が7.9%高、中国海外宏洋集団(81/HK)が5.0%高、広州富力地産(2777/HK)が3.9%高と値を上げた。
 半面、消費セクターの一角はさえない。火鍋チェーンの海底撈国際HD(6862/HK)が2.1%、家電メーカーの海爾智家(6690/HK)が1.6%、スポーツ用品の李寧(2331/HK)が1.5%、旅行サイトの携程集団(9961/HK)が1.3%ずつ下落した。
 本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%高の4160.01ポイントで前場の取引を終了した。産金・非鉄が高い。エネルギー、メディア関連、海運、不動産、半導体なども買われた。半面、医薬は安い。
空運、食品飲料、自動車、公益も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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