米株高が好感される流れ。昨夜の米株市場では、米景気の改善期待で主要株価指数がそろって反発した。米サプライマネジメント協会(ISM)が2日公表した1月の製造業PMIは52.6と市場予想(48.4)を大幅に上回り、景況判断の境目となる50を1年ぶりに超えている。米株高が香港にも波及した。また、中国の景気懸念がくすぶる中、当局の景気支援スタンスも改めて意識されている。市場関係者の間には、春節連休(2月15~23日)前に金融緩和が発表されるとの観測も広がった。ただ、上値は限定的。企業業績の動向が気がかりだ。自動車メーカーなど一部業界では、足もとの営業実績が芳しくない。指数は安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が4.2%高、香港財閥系コングロマリットの長江和記実業(1/HK)が4.1%高、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(27/HK)が3.9%高と上げが目立った。
セクター別では、マカオ・カジノが高い。
産金セクターもしっかり。霊宝黄金(3330/HK)が3.8%高、紫金黄金国際(2259/HK)が3.5%高、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.0%高、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が1.9%高で前場取引を終える。暴落が続いた金相場の下落が一服し、金鉱株にも買いが入った。
家電セクターも物色される。TCL電子HD(1070/HK)が3.9%高、海爾智家(6690/HK)と美的集団(300/HK)がそろって1.8%高、海信家電集団(921/HK)が1.6%高と値を上げた。当局の消費支援策を好感。中国の商務部、文化旅遊部など関係部門は2日、消費の促進に向け、春節8連休期間に各種イベントを実施すると発表した。
半面、ネット関連の銘柄はさえない。ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が4.4%安、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が3.5%安、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.1%安と値を下げた。ハンセン科技(テック)指数は1.3%安と他の主要指数をアンダーパフォームしている。
本土マーケットは3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.38%高の4031.07ポイントで前場の取引を終了した。不動産が高い。軍需・宇宙産業、インフラ建設、素材、自動車、メディア関連、医薬、ハイテクなども買われた。半面、エネルギーは安い。金融、公益も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











