10日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比5.29ポイント(0.13%)高の4128.38ポイントと小幅に続伸した。
 前日の好地合いを継ぐ流れ。
対米ドルの為替相場が2023年5月以来の元高水準で推移する中、海外マネーの還流も期待されている。中央銀行の中国人民銀行は10日、人民元相場の対米ドル基準値を前日に続き元高方向へと設定した。人民銀の資金供給もプラス。人民銀は朝方、リバースレポ取引により満期到来分との差引で2059億人民元の資金を市中に供給した。ただ、上値は重い。中国ではあす11日に1月の物価統計、14日までに同月の金融統計が公表される。様子見ムードも漂った。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)と電子書籍プラットフォームの掌閲科技(603533/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、銅張積層板メーカーの浙江華正新材料(603186/SH)が4.0%高、IT業務アウトソーシングの浙大網新科技(600797/SH)が3.1%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、中国CPU(中央演算処理装置)大手の海光信息技術(688041/SH)が3.6%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は0.9%上昇し、他の主要指数をアウトパフォームした。
 医薬株もしっかり。
浙江医薬(600216/SH)が4.0%、薬明康徳(603259/SH)が2.7%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が1.7%、浙江海正薬業(600267/SH)が1.1%ずつ上昇した。通信・ネットワーク株、資源・素材株、銀行株なども買われている。
 半面、不動産株はさえない。新城控股集団(601155/SH)が3.6%、保利発展控股集団(600048/SH)が2.7%、金地集団(600383/SH)が2.0%、信達地産(600657/SH)が1.9%、京能置業(600791/SH)が1.8%ずつ下落した。食品飲料株、公益株、空運株、保険・証券株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.08ポイント(0.03%)高の265.31ポイント、深センB株指数が0.07ポイント(0.01%)安の1250.53ポイントで終了した。
 (編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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