投資家心理が改善する流れ。米国・イスラエルとイランの戦争拡大に対する懸念がひとまず薄らぎ、高止まりしていた原油相場が低下した。トランプ米大統領は23日、イランと実りある協議を行ったとし、日本時間24日朝方を期限としていたイランの発電所に対する軍事攻撃を5日間延長すると自身のSNSに投稿。23日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前営業日比10.3%安の88.13米ドル(1バレル)と大幅に低下している。時間外取引の早朝には100米ドルを突破する場面もみられた。また、香港で主要企業の決算報告が本格化する中、好業績銘柄を物色する動きが活発化していることも相場の押し上げ要因となっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、創薬支援の無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が8.9%高、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が7.7%高、即席麺・飲料大手の康師傅HD(322/HK)が6.7%高と上げが目立った。老鋪黄金の通期決算は230%増益。今年第1四半期(1~3月)の好決算見通しも明らかにし好感された。康師傅の通期決算は2割増益と堅調。期末配当と特別配当の増額方針も示し材料視されている。
セクター別では、消費関連が高い。
産金・非鉄セクターも急伸。霊宝黄金(3330/HK)が5.6%高、紫金鉱業集団(2899/HK)が5.3%高、招金鉱業(1818/HK)が4.8%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.4%高、中国宏橋集団(1378/HK)が4.3%高で引けた。
設備や発電の電力セクターもしっかり。東方電気(1072/HK)が5.2%高、ハルビン電気(1133/HK)が4.2%高、上海電気集団(2727/HK)が2.8%高、華能国際電力(902/HK)が2.6%高、華電国際電力(1071/HK)が2.5%高で前場取引を終えた。
本土マーケットも4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.95%高の3849.34ポイントで前場の取引を終了した。金融が上げを主導。公益、医薬、運輸、インフラ関連、素材、不動産、消費関連なども買われた。半面、エネルギーは安い。自動車も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











