80年代、「Romanticが止まらない」が大ヒット、当時では珍しかったショッキングカラーの髪の毛と「歌うドラマー」で一世を風靡したC-C-B。89年の解散後は、ソロ活動やイベントでの限定再結成などで音楽に携わっていた彼らが、今年いよいよ本格的に再結成し、4月には「R-35」ブームとともに「Romantic が止まらない2008年バージョン」や80年代の洋楽ヒットソングカバーを収録したアルバム「Romanticは止められない」をリリースした。
40代で積極的にライブを行う彼らに、お話を伺った。

―なぜ今回、正式に再結成することになったのですか?

渡辺―85年に発売されたシングル「Romanticが止まらない」が、ボクシングWBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助選手の入場ソングになり、さらにバラエティー番組「SMAP×SMAP」内のコーナー「イントロC-C-B」で取り上げられるなど、様々なメディアに露出をしたことと、昨年ブームになった「R-35」がキッカケでした。そのような様々なことが絡んで再結成に繋がりました。

関口―「R-35」がブームになったのは、不景気な今の時代に、みんなバブルの頃を懐かしんでいるからなんだと思うんです。だから「バブルよ!もう一度!!」という気持ちで、派手にやってます。また、同世代の方々には、僕らが歌うことでみなさんを元気づけられたらなって思います。

―CD発売、ライブ活動、テレビ出演など積極的に活動されていますが、昔との一番の違いは?

関口―昔との一番の違いは、やはり体力的なところでしょうか。やっぱり歳には勝てませんよ(笑)。

笠―でも、歳を重ねた分だけC-C-Bのサウンドにも重みが出たかも。どうでしょうか?ファンの皆さんの反応は昔と変わりないですね。それどころか歳を重ねて元気になっているかも…。あの頃と変わらない…非常に感謝しております。


―皆さんすでに 40代ですが、新しいこと(再結成)をするうえでの不安などはありませんでしたか?

関口―不安なんて特にありませんでしたよ。体力だけです(笑)。来年には一部が50代に突入します。体力がきつくても精神的にはますます元気にやっていくつもりです。

―18年間、何をされてましたか?

渡辺―野村義男さんとバンドを組んだり、別でバンドを組んだり、PTAの会長をやったり、やれることはなんでもやっています。

関口―(80年代活動当時)先に脱退しているので偉そうなことはいえませんが、細々と音楽活動を続けてきました。最近は、ほかのアーティストへの詞の提供や、携帯小説など字を書く活動を中心にしています。

笠―地元の熊本に戻って実家の農業を手伝ってます。土地はたくさんあるので、スタジオやライブハウスを作って音楽活動もちゃんとやってます。南阿蘇に来ることがあったら是非遊びに来てください。

―ずばり、楽しく生活していく、パワフルに活動していく秘訣を教えて下さい。

笠―楽しい生活? 毎日必死ですよ。
楽しく生活していくということは、すなわち、何事も、楽しむことでしょうか。楽しむということを日々考えていると、必然的にパワフルな活動になっていきます。

―C-C-Bが中国でステージに立つ予定、可能性はありますか?

渡辺―みなさんにもお会いしたいんですけど、残念ながら今は予定ないんですよね。呼ばれたらどこにでも行きます。是非、呼んでください。

―今後のスケジュールは?

渡辺―現在決まっているものは、12月16日の東京・渋谷OEASTでのライブです。来年からは、ファンの皆さんが会いたいと思ってくれる度に集まって、ライブをやっていけたらいいなと思っています。

―広東省でがんばっている、皆さんと同世代の日本人に向けて、ひと言お願いします。

笠―私たちC-C-Bも、50歳手前まできました。きっと、当時私たちを見ていてくれた方々も、それぞれ年を重ねていっていると思います。僕らは、そんな当時を知っている方、そして今、青春時代を過ごしている若者に、僕らの音楽・活動を通じて「ナニカ」を感じていていただければと思っております。

渡辺、関口、笠―すべての人へ…Romanticは止められない!

C-C-Bプロフィール:1982年に渡辺英樹、笠浩二、関口誠人の3人で Coconut Boysを結成。
85年にC-C-Bに改名、「Romanticが止まらない」でブレイク、89年10月9日の日本武道館ライブを最後に解散した。その後、05年2月に「Romanticが止まらない Remix Version」(アサヒ「ワンダ ショット&ショット」 CMソング)をリリース。今年4月にはアルバム「Romanticは止められない」をリリースした。

C-C-Bニューアルバム「Romanticは止められない」
あのときのRomanticをもう一度! 20数年前のオリジナルメンバー・渡辺英樹、関口誠人、笠浩二が再び集結、ゲストミュージシャンとして野村義男も参加したアルバム。「Romanticが止まらない」のリアレンジのほか、洋楽ヒットチューンの日本語カバーを収録。全10曲入り、日本の各レコード店にて好評発売中

このインタビュー記事は、『ウェネバー』による提供です。 2008年10月号 広州インタビュー。

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