広東省深セン市にある高級マンションのエレベーター乗り場にこのほど「人間と犬はここで小便をしないこと」と警告するポスターが貼り出されたことから波紋が広がった。8月5日付で東南快報が伝えた。


 同紙によると、問題のポスターが掲示されたのは同市にある高級マンションの西湖花園。ある入居者は「エレベーターや廊下のあちこちで立ち小便の痕跡が見られる。特にエレベーターの中は強烈なアンモニア臭が立ち込めている」と話した。

 これに対して不動産業者の担当者は「ポスターは2日間に渡って掲示された。当社として知ったのはおとといのことだ。そこで監視カメラを確認するとポスターをはり出したのは入居者の1人だったことが分かった」と述べた。

 さらに同担当者は「このマンションでは多くの外来者が部屋を借りているが衛生上の習慣がいい加減なこともある。当社としては一連の非文明的な行為に心を痛めているが入居者たちには文明的な方法で対応してもらたかった」と語った。同社側は問題のポスターを撤去した上で「立ち小便禁止 公共衛生に配慮すること」というお知らせにはりかえたことを明らかにした。(編集担当:麻田雄二)

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