広東省広州市で第七回性文化フェスティバルが開催された。中国人ブロガーの子一言氏が自らのブログに「性文化フェスティバルはなぜ、日本のAV女優を呼ぶのか？」と題する文章を掲載した。


　文化フェスティバルではお色気たっぷりの下着ショーや、日本人AV女優のショー、合法ヌード写真（人体芸術）モデルのショーなどが行われ、初日だけで6万人も集客したという。特に、日本人AV女優のショーが終了すると、多くの男性たちが写真を撮るためにステージに詰め掛けるという事態が起きたそうで、ブロガーは「性文化フェスティバルに日本のAV女優を呼ぶ理由が分からない」と指摘した。

　続けてブロガーは、『性文化フェスティバルに日本のAV女優を呼ぶ理由』を「性文化フェスティバルの目玉」とするためだろうと分析するが、「AV女優と性文化は大いに相違があり、間違った方向へ誘導するものだ」と批判した。

　さらに氏は、中国の伝統概念では公の場で「性」に関する話をすることはタブー扱いされているが、健康的で正確な性概念を広めるという意味では『性文化フェスティバル』の開催は必要だと指摘しながらも、「性文化フェスティバルにAV女優を呼ぶ必要はない」と批判し、「性文化フェスティバルに出展されていた商品の多くが、場所を変えればわいせつ物として警察に押収されるような卑猥（ひわい）なものだったし、AV女優のショーも場所が変われば卑猥な行為として取締りの対象となるものだったが、『文化』という衣に包まれれば公然と行うことができるというのだろうか？」と疑問を綴った。（編集担当：畠山栄）

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