長江商報によると、コンピュータ・ウイルス「お祈りパンダ(焼香熊猫)」を作成し感染を広げたとして、2007年に懲役4年の実刑判決を言い渡された李俊受刑者(28)が、このほど出所した。李元受刑者にはIT企業10社以上が、就職を呼びかけているという。
写真は、同ウイルスに感染したコンピュータの画面に表示される、パンダが香を燃やし祈る画像。

 李元受刑者が実際に服役したのは、判決より短い約3年間だった。同元受刑者は逮捕後にウイルス削除プログラムを作り、謝罪文も発表しており、改悛(かいしゅん)が認められたとみられる。

 李元受刑者は「人生のうち、もっとも貴重な青春の3年間を失ってしまった。もうウイルスは作らない。夢は、アンチ・ウイルス関係の仕事をすることだ」などと語った。実際には、中国のインターネットやソフト関連企業10社以上がすでに、李元受刑者に就職を呼びかけ、トップが面会した企業もある。

 「お祈りパンダ」は2006年11月から07年3月にかけ、中国国内のパソコン数百万台が感染。インターネットなどを通じて、海外でも被害が出た。同ウイルスにはオンラインゲームなどのパスワードを盗み取る機能もあり、李元受刑者などグループ4人は転売などで計20万元を得たという。

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◆解説◆
 欧米では、ウイルスを作成して広めたなどで服役した人間を、ソフトやインターネット企業が採用する場合が多い。社会的責任は「清算済み」と考え、技術力を評価するからという。
日本の企業は「前歴に問題あり」として敬遠することが一般的だ。

 李俊元受刑者の場合、技術力については諸説があり、就職の成否については流動的だ。(編集担当:如月隼人)

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