現地時間15日夜に行われたバンクーバー五輪フィギュアスケート・ペアのフリー演技で、中国の申雪・趙宏博ペアが金メダルを、ホウ清・トウ健ペアが銀メダルを獲得した。中国国内でも速報で伝えられ、新年の祝賀ムードにより一層の華が添えられた(ホウはまだれに龍、トウはにんべんに冬)。


 昨日のショートプログラムでは申・趙ペアが1位、寵・トウペアが4位だった。フリー演技では最終グループでこの2組が続けて演技し、まず寵・トウペアが完璧な演技を見せてペアフリーの世界最高記録をマーク、トップに躍り出た。そして最終競技者となった申・趙ペアは一部細かなミスがあったものの高得点をマーク、ショートプログラムの貯金もあり、寵・トウペアを抜いて1位となった。

 中国は80年のレイクプラシッド大会が冬季五輪初参加。フィギュアスケートでは2006年のトリノまでの8大会で女子シングルとペアで銀1枚、銅4枚のメダルを獲得してきたが、金メダルはなかった。今回の申・趙ペアの金メダルは、中国フィギュアスケート史上初の快挙となった。

 申・趙ペアは結成18年を迎える大ベテラン。07年に結婚後一度競技生活から退いたが、09年に復帰している。オリンピックには1998年長野大会(5位)以来4大会連続で出場し、02年ソルトレイクシティ大会、06年トリノ大会の銅に続く3枚目のメダル獲得となった。

 銀メダルを獲得したホウ・トウペアも結成17年を迎えるベテランペアである。02年の四大陸選手権で優勝して頭角をあらわした。06年のトリノ大会では4位入賞を果たしている。


 冬季オリンピックにおいては強豪国とは言えない中国が、フィギュアスケートのペア競技でついに強豪国・ロシアの牙城を崩して天下を取った。サッカー東アジアカップの優勝に続く快挙に、ネット上では続々と祝賀コメントが寄せられている。今年の春節は、お酒の量が多くなりそうだ。(編集担当:柳川俊之)

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