ファックス機は10月に購入、4月に使えなくなった。購入者は西安市内に住む女性。パナソニック製品の修理を請け負う西安衆邦電子に修理を依頼したところ、「故障は機械内部に侵入したゴキブリのため。有償になる」との連絡を受けた。女性によると、「パナソニックにはよいイメージを持っていたが、今回の件は、納得できない」という。
同女性にファックス機を販売した量販店の経営者も、「ゴキブリで故障」は信じられないと表明。「第三者に鑑定を依頼すればよいのだろうが、費用が高すぎる」と、不満げだ。
西安衆邦電子は、これまでにもゴキブリのため故障した製品が持ち込まれたことがあると説明。取材記者に問題のファックス機の基板を見せ、ゴキブリの「活動の痕跡」を示した。すでに除去してしまったが、糞(ふん)も残されていたという。ゴキブリの活動で回路がショートしたことは「100%間違いない」という。
パナソニックの中国事業を統括する松下電器中国総公司は「虫のために故障した場合、無償修理には応じられないと定めている」と説明した。
中国では2009年、ヒューレット・パッカード製のノート・パソコンに故障が多発して問題になった。最近になり、消費者170人が連名で政府関連部門に、同社に対するリコール命令を求めるなど、問題が深刻化している。
同社で顧客対応を担当する袁明氏は3月15日、同問題を取り上げた中国中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)の番組に出演し、故障の原因は多くの場合、ゴキブリだとの見方を示した。
袁氏は番組で、「中国の学生寮のゴキブリは、実に恐ろしい存在だ。われわれには、どうしようもない」と述べた。
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◆解説◆
記事は、「ゴキブリが原因との説明に納得できない」とする購入者と販売店の主張よりも、パナソニック側の説明の方に大きなスペースを割いた。真相について判断していないが、日系企業に対して比較的好意的、あるいは中立的に報じたと考えてよい。(編集担当:如月隼人)
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