台湾のテレビで女性キャスターの黄晴さんが、ニュース原稿を読んでいる最中に、1匹の蚊を飲み込んでしまった、黄さんは直後に病院に運ばれ、治療を受けていたことが分かった。

 黄さんは、殺人事件など「硬い」事件の原稿を読んでいた。
蚊が1匹、黄さんの顔のあたりをしつこく飛びはじめたが追い払うこともできず、無視して原稿を読み進めた。すると、黄さんが息継ぎをした瞬間に、蚊は黄さんののどに吸い込まれていった。

 黄さんはそのままニュースを続けたが、2分ほどたつと顔が赤らみ、せきが止まらなくなった。番組はコマーシャルを挿入し、その後は別のキャスターがニュースを読んだ。

 黄さんはその場で呼吸困難になった。スタッフが湯を飲ませたりしたが回復せず、相当に苦しそうだったという。結局、黄さんは病院に運ばれ治療を受けた。気管喘息(ぜんそく)の発作を起こしていたという。

 黄さんは「事故」発生まで、それほど注目されている存在ではなかったが、「蚊を食べたキャスター」として、一躍有名になった。

 同件を報道した中国大陸のニュース・サイト「環球網」には、単純に面白がるコメント以外に、一部ではあるが、蚊がのどに飛び込んでも原稿を読みつづけようとした黄さんの職業意識をたたえる書き込みが寄せられた。原稿の読み間違えや「泥酔出演疑惑」など、「放送の質」が問題視されてきた大陸側の中国中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)に比べて、台湾のテレビ局は「ずっと立派」との意見もある。(編集担当:如月隼人)

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