ブレーキシステムなどを生産する株式会社アドヴィックスの中国子会社が、このほど当局から設立認可を得たことがわかった。江蘇省常州市に開発・販売会社を設置し、福建省福州市には中国で3カ所目となる生産工場を立ち上げる。
中国の各メディアが伝えた。

 このほど認可を受けた開発・販売会社は、愛徳克斯(常州)管理有限公司で、同社にとって米国に続く2カ所目の海外開発拠点となる。あわせて認可された生産会社は、福建省福州市の愛徳克斯(福州)汽車零部件有限公司で、生産開始は2013年4月を予定している。

 同社はアイシン精機やトヨタ自動車などが出資する日本最大の自動車用ブレーキシステムサプライヤーで、日本国内の自動車メーカーのほか、GMやフォードにも部品を供給している。中国国内には天津市と広東省広州市に生産拠点を持つ。(編集担当:中岡秀雄)

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