韓国メディアは、「T-ARA、日本でパチンコのモデルになり論難、娯楽産業 VS 酒類」「酒類の広告を拒否したティアラ、日本でギャンブルの広告?二重基準か」などの見出しで伝えた。
T-ARAの所属事務所は19日、「青少年に飲酒文化を造成する酒類の広告に出演することは適切でないと考えて、今後も青少年に飲酒文化を造成する酒類の広告には出演しない」と明らかにし、韓国内で話題を呼んだ。
その一方で、T-ARAとパチンコメーカーのサンヨーがコラボレーションし、パチンコ機種「CRAデラックス海物語 with T-ARA」を発売していることが知られ、非難の声が上がった。
韓国のネット上に「T-ARA、パチンコ広告」と題した投稿が掲載されたことが発端となり、SNSやオンラインコミュニティーを通じて広がり、その後、メディアも相次いで取り上げた。あるネットユーザーは「青少年に悪影響があるという趣旨で酒類の広告を拒否したティアラが、日本ではパチンコの広告とは失望だ」と批判したと紹介。
日本でパチンコは合法的なものであり賭博ではないが、情緒的にはパチンコは賭博的な要素が強いゲームであることだけは事実だと指摘した。韓国ではパチンコは、2006年末に法律で禁止となっている。また、広告写真には脱退したメンバーであるファヨンの写真が使われていることも指摘された。
所属事務所側は「パチンコは日本最大のレジャー産業であるため、問題になることはない。T-ARAに先立ち、俳優ペ・ヨンジュンやチェ・ジウもモデルになったことがある」との立場を示した。
しかし、一部のファンは「T-ARAがモデルになった以上、韓国内の青少年に与える影響も考えなければならない」との声が上がり、真っ向から意見が対立している。(編集担当:李信恵・山口幸治)