韓国南西部の珍島沖で16日、修学旅行中の高校生らが乗った旅客船「セウォル号」が沈没する事故が発生した。韓国メディアによると、セウォル号の船長や船員が乗客よりも先に避難し、救命ボートに乗っていたという。
中国網が伝えた。

 報道によれば、事故発生後、船の構造を熟知しているはずの船長や船員は大多数の乗客よりも先に救命ボートに乗り脱出した。死亡が確認された22歳の女性船員は、乗客の避難を誘導し続けて命を落としたという。

 船長が乗客よりも先に避難していたことが中国の簡易投稿サイト・微博で伝えられると、中国のネットユーザーからは一斉に批判の声が寄せられ、「乗客に動くなと呼びかけていたのは自分が逃げるためだったのか」、「なんて自己中心的な船長だ」などのコメントが続々と寄せられた。

 多くの中国人ネットユーザーはタイタニック号の船長を思い起こしたようで「タイタニック号の船長や船員と比べたら、韓国人はなんて恥知らずなんだ」、「100年前のタイタニック号のイギリス人船員とずいぶん違うな」との指摘も。

 また、「見たか? これが韓国人だ」と、責任放棄で我先に逃げた船長だけでなく、韓国人全体を卑下するような無礼なコメントもあった。

 もちろん「女性船員に敬礼!」と、最後まで乗客の避難を誘導していた船員を称賛するユーザーもいたが、やはり船長をはじめ多くの船員が乗客よりも先に逃げ出したことに批判の声が集中していた。(編集担当:畠山栄)


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