米国で現地時間5月30日に行われた陸上競技大会の男子100メートル走で、中国の蘇炳添選手が9秒99を記録した。中国メディア・騰訊体育は同31日、韓国世論からは複雑な心情を示す論調が出たことを報じた。


 記事は、一部韓国メディアが「黄色人種として初めて100メートルを9秒台で走った」としたほか、桐生祥秀選手が先日9秒87の追い風参考記録をマークするなど日中間で「10秒を切る争い」が繰り広げられるなかで「この種目で完全制覇しようとする日本の夢を水泡に帰させた」と伝えたことを紹介した。

 また、韓国メディアが日本を意識した論調を展開したのと同様、韓国のネットユーザーもその矛先は日本に向いたと説明。「日本人の士気を大きくくじいた」、「引き続き中国人選手が日本人を打ち負かすことを期待する」、「中国の選手が日本を圧倒するというのはうれしいニュースだ」などといったコメントが寄せられたとした。

 一方、日中韓3カ国の男子100メートル走最高記録が、中国は9秒99、日本は10秒00と拮抗するなかで韓国は10秒23であることを指摘するユーザーもいたと紹介。「韓国人がもっとものろま。これは今の経済、文化といった分野にも表れている」、「韓国男子の尊厳やメンツは完全に失われた」などの自己卑下も見られたと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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