さらに、三菱重工が開発する水陸両用車は水上の航行速度が20-25ノット(時速約37.04‐46.3キロメートル)に達し、米軍の「AAV7型(アムトラック)」の7ノット(時速約12.964キロメートル)を大きく上回ると指摘。
続けて、水陸両用車は現在、試作の段階にあり、「試作車は水上でのテストを行っている」と紹介。また、防衛省の関係者が英メディア・ロイター通信に匿名で語った内容として、「米軍関係者が2015年1月に三菱重工を訪れ、水陸両用車を視察した」と伝えた。さらに、視察した米軍関係者が「陸上での機動性を損なわずに水上を20ノットで航行できるならば、非常に興味がある」と述べたと紹介した。
さらに記事は、安倍晋三首相が14年に武器輸出三原則を見直し、日本の武器輸出が事実上解禁されたと指摘し、開発中の水陸両用車のエンジンはほかの装甲車にも応用できると伝えたうえで、日本側の関係者の話として「三菱重工が海外の軍需市場を開拓する条件が整った」と報じた。
また、日本は現在、3000人を超える規模の「水陸機動団(仮称)」を編成する計画だとし、同機動団には50両のAAV7型が配備される計画だとしながらも、防衛省の関係者の話を引用し、日本はAAV7型の水上性能に満足していないことから「自国での開発に踏み切った」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Eddie Toro/123RF.COM。写真は米軍の水陸両用車「AAV7A1」)
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