中国メディアの網易によれば、広東省広州市でこのほど、12年にわたって失踪していた男性が物乞いさせられているのが見つかった。男性は両足ともに足首から下がなく、誘拐されたうえで切断されたとの見方が強まっている。
8月27日、広州市内で41歳の女性が食材を買いに市場を訪れたところ、地面にうつ伏せになって物乞いをする男性に名前を呼ばれた。女性が物乞いをする男性を見てみたところ、小学校の同級生であることが分かって驚いたが、それ以上に驚いたのは男性の両足には足首から下の部分がなかったことだった。
その後、物乞いをしていた男性を見張っていたとみられる別の男が物乞いで集めたお金の回収のために現れたが、物乞いの男性は無事警察に保護された。しかし、男性は足首から下を失った理由については明確にしておらず、「犬に噛まれた」などと話しているというが、男性の足首部分が両足ともにまっすぐにそろって切断されていることから、男性の母親は「何者かが故意に切断したのは間違いない」と憤りの声をあげている。
中国では闇組織によって物乞いをさせられる事件はこれまでに何度も発覚している。闇組織は地方で誘拐した人の手足などを切断し、逃げられないようにしたうえで物乞いをさせているとされる。今回、無事に保護された男性は幸運にも小学校の同級生に会えたことで助けだされたが、そうでなければ今でも街角で物乞いをさせられていたはずで、中国全土で見れば今回の事件はあくまでも氷山の一角なのかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
日系車に乗って考え方が一変!「元」愛国青年が日系車を購入した理由=中国
中国人よ・・・「なぜ列に並ばないのか!」、中国人がルールを守らない理由
なぜだ!日本はなぜ「他国の植民地」になったことがないのか=中国報道
これが日中の国民性の違いだ!道路が平坦な日本、デコボコの中国
日本の治安の良さは「あり得ない!」、中国人が日本の治安の良さを実感する事例とは