アップルの新しいスマートフォンiPhone 7/7 Plusが先日発表された。16日の発売開始に向けて9日より予約が始まっている。
以前のようなサプライズ感が薄れているという声も聞かれるが、それでもなお日本では新しいiPhoneが発売されるたびにフィーバーが起きる。今回も発売日前後に賑わいを見せることだろう。

 中国メディア・北青網は11日「iPhoneが日本で販売数1位を獲得しているのは、日本人が韓国を嫌いだからだ」とする記事を掲載した。記事は、現在世界はiPhone 7に関する話題でいっぱいであるとするとともに、日本人のiPhone好きを紹介。その証左として、オリコンが昨年実施した携帯電話メーカーの顧客満足度調査においてアップルが1位を獲得、通話品質、端末の性能、会社の信用度など7つの分野でいずれも高い評価を得たことを挙げた。

 一方で、アップルのライバルである韓国の大手メーカー・サムスンの日本市場シェアがアップル、ソニー、シャープに後塵を拝しての4位にとどまっており、アップルとの販売数には3倍以上の差があると指摘。新しい機種を自信満々に日本市場にリリースしても、なかなかシェアを増やすことができないでいることを伝えた。

 そのうえで、この現象に対して韓国メディアや韓国世論から「日本人は韓国人を見下している」、「日本人はあまりにも排外的だ」といった恨み節が聞こえてくると紹介。これらの意見は日本政府・内閣府の調査によっても実証されているとし、日本の市民が韓国に対して「親近感を抱かない」とする割合が6割を超える結果になったことなどを示した。また、「日本のインターネット世論において『なんでも世界一だと言う韓国が嫌い』などといった意見が充満している」とも伝えている。

 「日本以外の国で大きなシェアを獲得している韓国メーカーが、日本人の国民感情によって日本国内でシェアを伸ばせないでいることにより、日本国内でiPhoneがより多く売れ、より高い評価を受けている」というのが、この記事の主張する内容だ。

 国民的な感情が全く影響を与えていないとする証拠はないが、それが最大の理由であるという根拠もない。
もともと日本の携帯電話市場は外資系メーカーが参入しにくかったこともある。日本でiPhoneの人気が高い背景には、マッキントッシュやiMacといったコンピューター、さらにはiPodの携帯音楽プレーヤーシリーズで根強い人気を誇っていたという「基盤」の存在も看過できない。様々な理由が複雑に絡み合って、現在のシェアが構成されているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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