中国メディア・人民日報海外版は20日、「日本への留学生は、身の回りの生活についてどう考えているのか」とする記事を掲載した。そのなかで「留学生たちの目に映る日本の市民はどんなものなのだろうか」としたうえで、留学生たちの声を紹介している。
まず最初に「ルールや秩序が、日本の社会を動かす重要なメカニズムになっている」との意見を紹介。この学生は、多くの日本人は決められたルールを守り、けじめがしっかりとついているとしている。しかしその一方で、「ルール外の事については話し合いの余地がなく、人情を頼りに融通を利かせようとしてもできない」という堅苦しさも感じているようだ。
続いて紹介したのは、「他人に迷惑を掛けないというのが、大多数の日本人に共通する性格。日本人の付き合いでは日常的に『すみません』という言葉を聞くことができる」との声だ。また、恩に報いるという考え方が日本人に深く根付いていて、「自分も影響を受けた」と説明。中国人の友人と話をするときに「随分と遠慮深くなったね」と言われるようになったことを明かしている。
さらに、「父親の友人である日本人が新潟在住で、自分が東京に留学することを知ると、毎年新潟のコメやサクランボ、梨を送ってくれた」というエピソードを紹介する留学生もいたことを伝えた。
記事は「現地の人びととの付き合いは、彼らの留学生活に少なからぬ影響を与えるのである」としている。
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