先日行われたサッカーワールドカップロシア大会最終予選での中国と韓国との戦いが大きな注目を集めたが、日本を含めた東アジアの3カ国は今後もライバルとしてしのぎを削っていくことだろう。

 中国メディア・今日頭条は27日、日中韓3カ国のサッカーを実際に見てきた日本人コーチが見た、中国と韓国のサッカーの特徴について紹介する記事を掲載した。
記事は、中国2部リーグ・杭州緑城のフィジカルコーチを務める池田誠剛氏が取材を受けた際に語った内容を紹介している。

 まず、韓国のサッカーについて池田氏が「日本の選手と違って、小さいころから『こう蹴ってはいけない』、『こんなプレーでは将来代表にもプロリーグにも入れない』と言われ続け、一種の強制的な訓練モデルの中で育つ。このため選手の主観や能動性が不足している」と指摘したことを紹介。一方で、自らを犠牲にしてもチームを優先させる意識を持っている点については日本と似た性質を持っているとしたことを伝えた。

 そして、中国については「より個人の意識が強調される。『他人が自分をどう評価しているか』、『自分の成長のために何をすべきか』ということを考え、チームメイトや周囲の人に迷惑をかけない、チームのために何をすべきかという価値観が相対的に掛けている」と分析。個々で論じた場合にはとても優れており、向上心もあるほか、自己中心的で規則に縛られないゆえに実に豊富な想像力も秘めているとのことだ。

 記事は、3カ国の性質について総括した場合「日本はより戦術にこだわり、韓国はフィジカルが強く、中国は技術にウエイトを置く、ということになるかもしれない」という池田氏の話を紹介している。

 同じ東アジアにありながら、それぞれ異なる特徴を持っている3カ国のサッカー。個性がぶつかりあうからこそおもしろい、という部分もあるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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