新幹線を始めとする日本の鉄道の駅弁はレベルが高いと中国のネット上ではよく話題になり、中国高速鉄道の弁当と比較することが多い。ではお隣の韓国はどうだろうか。
韓国にも弁当の文化があるため、中国の駅弁よりも期待が持てそうではあるが、中国メディアの今日頭条は「比較してみないと分からない」として、韓国の高速鉄道で販売されている駅弁の写真を紹介した。

 記事が紹介した弁当は5種類だ。最初の弁当は見たところ日本の弁当に似ており、俵型のごはんに数切れずつの肉と野菜、そしてキムチが入っている。白米の量からするとおかずが少ないように感じられるが、7000ウォン(日本円で約700円)のこの駅弁を、記事は「ややハイレベル」と評した。

 価格と内容が比例するのは当然だ。2つ目以降の弁当は安価なようで、いずれも、ごはんにキムチだけのシンプルな弁当や、ごはんとおかず1品にキムチなど漬物が添えてある程度の内容だ。そのおかずも練り物か昆布が2切れ、あるいは肉が少しと、視覚的にも量的にも寂しく感じられる。記事は、速度では中国と匹敵する韓国の高速鉄道も、「比べてみなければ分からないものだが、中国の弁当と大差ないくらい酷い」と感想を記した。

 中国の弁当も価格や内容では似たようなものである。違うのは、中国のほうがボリュームがありそうだという点と、物価水準を考慮すると高額な点だろう。中国高速鉄道では、内容の割に高額な弁当を買わず、無料で提供されるお湯を利用してインスタントラーメンで済ませている人の姿をよく見かける。コメント欄でも「韓国人なら1日の給料でいくつも弁当を食べられるだろうが、中国人の給料では何個も弁当を買えない」と指摘するユーザーもいた。


 いずれにせよ、彩り豊かで、おかずの種類も豊富な日本の駅弁と比べると、中韓どちらの駅弁も見劣りがすると言わざるを得ない。しかし韓国の駅弁の歴史は短く、日本を参考にした駅弁を始めるほんの数年前までコンビニ弁当などを利用するしかなかったことを考えると、韓国の駅弁もこれからと言えそうだ。中国に関しては、コストパフォーマンスでインスタントラーメンに勝てる弁当の開発が必要だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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