「ミシュランガイド京都・大阪2017」によれば、3つ星を獲得した飲食店は京都エリアに7軒、大阪エリアに3軒存在する。また京都エリアで3つ星を獲得した7軒の飲食店のすべてが日本料理を提供している。


 その料金だが各店とも夕食の場合はたいてい2万円を超える金額となっており、金額だけを見れば決して安いとは言えない。しかし、中国メディアの今日頭条は19日付で、京都のミシュラン3つ星店の懐石料理の金額が高いのには「理由がある」として、その料理を称賛している。

 記事は、実際に3つ星を獲得した店で食事をしたという中国人旅行客の手記として、その一品一品の美しい料理の写真と共に料理の説明を読者に紹介、例えば1品目はホタテ貝に梅ゼリーをトッピングした料理だったが、「甘酸っぱさのなかにホタテの自然な塩味を感じ、非常に食欲が出た」と絶賛した。

 また3品目のイカとエビの刺身についても「食材が非常に新鮮」であり、口に入れるとすぐに溶けただけでなく「新鮮さが旨さ」につながっていたと絶賛、また中国国内で食べるイカやエビとは食感がまったく違っていて、料理人が一体どのようにして調理しているのかわからなかったと説明した。

 さらに懐石料理は1品1品すべてが非常に美しいという点を指摘、色・香り・味すべてに文句の付けようがなく、「飛行機に乗ってでも、わざわざ食べに来る価値が十分にある」と絶賛した。また店の主人も1品1品について熱心に説明してくれると紹介、記事は「特に心がこもっていると感動した」点として、メニューがすべて手書きであり、さらに店を出る時に主人がメニューに感謝と祝福の言葉を書いてくれたことだったと説明した。

 「ミシュランガイド東京2017」で3つ星レストランとして選ばれたある飲食店の料理長は、目の前のお客様を喜ばせたい一心でこつこつと料理を作り続けてきたのが3つ星獲得につながったとしている。2万円という金額だけを見れば高く感じられるかもしれないが、3つ星を獲得した店で食事をしたという中国人旅行客は、料理のクオリティやサービス、おもてなしの精神まで含め、食事を1つの「体験」として見た場合、2万円という金額はまったく高いものではなかったという見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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