記事は1978年の改革開放以後に、海外に移民する中国人が増えていることを紹介し、海外在住の華僑・華人の数は約6000万人に達すると紹介。華僑とは中国籍を放棄していない海外在住の中国人であり、華人とは相手国の国籍を取得した中国系住民を指す言葉だ。
続けて、中国人にとって「移民先」には日本も含まれているとし、日本留学の経験を持つ中国人が日本に留まって暮らすことを選んだ理由を紹介。
この中国人は中国籍を放棄しておらず、正確に言えば日本に移民したわけではないのだが、それでも中国に戻らず、日本で暮らし続ける理由として「日本は地方でも都市部でも同程度の生活水準が保証されており、むしろ地方の方が環境が良く暮らしやすい」と指摘。また、日本には秩序と調和が取れた社会があるとし、「より良い生活ができる」という点こそ、中国に戻らずに日本で暮らしている理由だと論じた。
また、日本の住環境について、多くの日本人が賃貸物件に住んでいることからも分かるとおり、「日本では中国のように、家を買うための『息ができなくなるほど巨額のローン』を抱える必要がなく、様々なプレッシャーから開放される」のも良い点だと論じた。メンツを大事にする中国人は確かに多くのプレッシャーにさらされていると言える。何かを購入するにしても、周囲の人から見下されず、メンツが立つようにと無理をして高額なものを購入する人は少なくない。
中国人男性は結婚するにあたって100万元(約1645万円)もの資金を準備する必要があると言われる。60万元(約987万円)で家を買い、20万元(約329万円)は妻の実家に結納金として送り、20万元で車を買うかあるいはもしもの時のための蓄えとして取り分ける。こうした結婚資金が準備できないために結婚に踏み切れない中国人男性は少なくない。確かに日本にいれば、中国独特のプレッシャーがないため生きやすいと言えるのかもしれない。
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