こうした印象は見る側の主観に左右されるものだが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「計画的な都市化が行われている日本の都市」として名古屋を紹介する記事を掲載した。
中国人にとって名古屋は東京や大阪ほど知られていないとしているが、「名古屋は古くから歴史のある都市として美しい史跡も残る一方で、日本の主要な工業都市として発展してきた」ことを取り上げた。紡績業や造船業が発達し、日本の出荷額第2位を占める中京工業地帯もあり、総合的な大工業都市であるとした。
さらに、名古屋の街中は日本の典型的な商店街の活気も見られる一方で、住宅地は中心部から隔てて整備された区画に設けられているのでこうした点で街全体の計画化が優れているとしている。また、「名古屋の中心部は日本で最も計画化されている」ゆえ観光客にとっても地下鉄などの交通手段が利用しやすいとしている。
記事が名古屋の計画的な都市化を高く評価しているのは、中国の街がそれだけ「分かりやすい」という背景がある。特に北京市は市内の道路が碁盤の目のように整備されていて、あまりカーブのある道路もない印象で、非常にわかりやすい構造となっている。
日本に関心を持つ中国人がますます増えているゆえに、東京や大阪といった知名度のある都市以外にも、もっと日本を満喫できる場所を求めるようになってきているようだ。ぜひ名古屋を訪れる際は「名古屋飯」を大いに堪能するなど、日本の新たな魅力を採掘して欲しいものだ。(編集担当:村山健二)(イメーシ?写真提供:(C)sepavo/123RF)
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