暑い夏はそうめんやひやむぎといった冷たい麺類を食べる機会が多くなる。その際欠かせない薬味の1つが、ミョウガだ。
好き嫌いの分かれる野菜だが、苦味を伴なう爽やかな味は、火照った心と体をスッキリさせてくれる。中国メディア・今日頭条はこのほど「この植物は中国からやって来たのに、なぜか日本でとても喜ばれている」として、ミョウガについて紹介する記事を掲載した。
 
 記事はミョウガについて、ショウガ科ショウガ属の多年生植物であると紹介。中国では「陽荷」や「野姜」など様々な呼び方をされ、一般的に竹林や山林で育つとした。地下茎から出た花序の部分を野菜として食べることができ、日本では健康にいい野菜として人気を集めていると説明している。
 
 記事はミョウガを「中国からやって来た」としているが、ミョウガは英語ではJapanese gingerと呼ばれている。原産地については日本や中国を含む「東アジア」というのが現状では有力なようだ。日本では全国的に食されているが、中国では一部の地域に限られているようだ。中国のネットユーザーからは「貴州人は大好き」、「ちびまる子ちゃんを見て初めて知った。山東省にはない」など、地域によって異なる感想が見られた。
 
 このほか「小さいころ、故郷ではみんなブタに与えていた」、「前は嫌いだったが、今はこの味が超大好き」、「正直、おいしくない」といったコメントもあった。好き嫌いが分かれるところは日本も中国も同じようである。
さらに「小さいころ、食べ過ぎちゃいけないと言われた」とするユーザーもいた。
 
 かつては日本でもよく「ミョウガを食べ過ぎると物忘れが激しくなる」と言われたが、これは迷信とのことだ。ただ、近縁のショウガ同様に刺激が強いために食べ過ぎると胃腸を傷つける原因になるという。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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