記事は「近ごろ、中国でまた新たなロボットに関するギネス世界記録が生まれた」としたうえで、中国の玩具メーカーとハルピン工業大学が共同開発した二足歩行ロボット「Dobi」が17日に広東省広州市の国際会議センター前広場で「同時にダンスをするロボットの数」のギネス記録にチャレンジしたと紹介した。
これまでの記録は昨年8月に中国の青島ビール祭りで「QRC-2」というロボットが作った1007台だという。この日のチャレンジでは1100台のロボットが整列し、一斉に同じ動作のダンスを開始した。地面が平らでなかったために31台が途中で転倒するも、残りの1069台が最後まで踊りきり、新記録が誕生した。
「Dobi」は身長44センチ、体重2.2キロで、全身に17の関節を持つ。しゃがみ歩行や直立歩行など高度な動作ができ、太極拳やポールダンスは朝飯前とのこと。また、音声会話ができるスマートロボットでもあるという。玩具メーカーの関係者は「開発から生産まで外国人専門家を雇わずにやった。その機能と技術は世界レベルだ。より多くの人に、Dobiが単なるおもちゃではないこと、そして中国製造業のレベルを知ってもらうべく、ギネスに挑戦した」と語っている。
しかし、中国のネットユーザーの意見は厳しい。
この「Dobi」だが、タオバオでは3万円台で売られている。デモ動画を見る限り、決して子ども騙しのおもちゃではない本格的なヒューマノイドロボットのようだ。ただ、1100体を並べて一斉にダンスさせギネス記録を達成、というやや安直な、いかにも中国らしいPR方法がその価値に見合っているかどうかは、疑問が残る。話題作りにしても、もう少し頭をひねらないと「売れ残りのおもちゃ」と言われても仕方ないのではないか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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