では、銃などの武器の分野ではどうなのだろうか。
中国の製造業の発展は目覚ましく、少し前までは「安かろう悪かろう」と言われていたものが、最近では品質を上げてきている。中国国内では「日本の工作機械がなければ、中国は銃も作れない」という噂があるが、これは果たして真実なのだろうか。
記事は、銃などの小型武器産業に関して言えば、中国では清の時代から製造されていたという。ソビエト連邦の軍用小銃AKー47のように、今でも使用されている世界の名銃と言われるものの中には、NC工作機械(Numerically Controlled Machine Tools)が普及する前に製造されたものがあるというが、中国ではNC工作機械の導入はとりわけ遅く、今世紀初めになってやっと普及したほどだとした。
では中国は、日本のNC工作機械がなければ銃を製造できないのだろうか。記事によれば、そうではないそうで、その理由として記事は1つの逸話を紹介している。
1970年代、旧ソ連の電子力潜水艦はうるさくてアメリカ人の笑いものになっていたのだが、ある時急に静かになったため、驚いて調べたところ、日本から工作機械を輸入していたことが分かったそうだ。旧ソ連に工作機械を輸出した日本企業は行政処分を受け、日本はアメリカから処罰を受けたという。
そういったいきさつがあり、今でも日本は軍事に応用できる機械を中国などに売ろうとしないと記事は推測している。日本が輸出するのは一般的な工作機械のみであるため、精度の高い多軸NC工作機械などは国内で生産するしかなく、したがって、中国は日本の工作機械に頼らずとも武器を製造できていると主張した。
どうやら、日本が売ってくれるわけがないので、工作機械を自国で製造して、銃をはじめとする武器を製造しているはずだという論理のようだが、なんだか説得力に欠けるように思えるのは気のせいだろうか。
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