気象庁によれば、2016年に日本で1年間に発生した震度1以上の地震は6587回に達した。1日あたり18回の地震が発生している計算となるが、記事は「こんなに地震が多いのに、日本の住宅はなぜ耐えることができるのか」と疑問を呈した。
その理由について記事は、日本の建物は「耐震構造」、「制震構造」、「免震構造」など地震に強いとされる技術を積極的に取り入れていることを紹介。記制震構造と免震構造の技術は比較的新しいが、日本では積極的に新しい技術を用いて地震に強い建物作りが行われていることを、多くの写真と共に紹介している。そして、今のところ中国では「耐震構造」しか採用されていないことを紹介した。
また、日本では、建築資材も地震に強いものが使用されていることを紹介。中国やヨーロッパで多く用いられているレンガは日本では建物にほとんど使用されておらず、多くの人が使用する建物は鉄筋コンクリートで建てられていることを紹介した。さらに、日本では「建築基準法」が大地震が起きるたびに何度も改正され、建物の地震に対する強度が高められ続けていることを紹介し、日本の住宅が度重なる地震でも倒壊しないのはこうした要因があるからだと伝えた。
中国では、柱や床は鉄筋コンクリートだが、壁はレンガで出来た建物が多い。間取りが比較的自由に変更できるメリットはあるが、地震が発生すれば多くの壁が崩れ落ちるため、大きな被害が出てしまう。2008年の四川大地震では倒壊した建物の下敷きになって多くの人が死傷した。
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