中国メディア・今日頭条は16日「パキスタンを訪れた韓国人観光客が自らを中国人と称するらしい」とする記事を掲載した。

 記事は「中国人なら知っているはずだが、パキスタンはわが国に対して非常に友好的な場所である。
それゆえ、パキスタンへの旅行を計画する人もいる。そして、旅をするのにお金もあまりかからないのだ。ここでは最高の待遇を受けられるので、パキスタンへ行ったことのある中国人観光客の印象は非常によい」と説明した。

 そのうえで、現地の店などで優待を得るために、韓国人観光客が中国人になりすまして店に入るという話があると紹介。「本当であっても、そうでないにしても、こういう話を聞くとわれわれは優越感を覚える。中国人として誇らしいではないか」としている。

 そして「パキスタンに行った時、中国のパスポートを掲げさえすれば、ここでは偉い人になったような感覚を味わえる。われわれはこのような不平等を軽蔑するが、自分がお高く見られる状態になったときには、また別の心持ちになるようだ」とした。

 これまで海外において散々ネガティブな「中国人」のイメージに不満を抱いてきた中国の人びとだが、そのイメージは超友好国のパキスタン以外においても今後少しずつ変わってくることだろう。そうなった時に、中国国内では「国籍による不平等はいけない」と主張する人がたくさん残っているだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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